2012年10月18日

パーソナリティ障害-いかに接し、どう克服するか

パーソナリティ障害-いかに接し、どう克服するか


自分自身を見つめ直すきっかけになりました。
自分でもなかなか自覚できないことがこの本に書かれています。

ただ、人によって生まれる場所も育つ環境も違いますから、
自分の傾向や偏りが見えても自分を攻める方向には持っていって欲しくないと思いますね。

白か黒か、0か100かといった極端な考え方はひとまず脇において読み進めると良いかもしれません。...



普段の生活や人間関係を通じ、誰もが一度は自分の性格について
悩んだり、落ち込んだり、コンプレックスにさいなまれたりする
時期があるのではないでしょうか。
 
この本はボーダーラインや自己愛性障害などのパーソナリティ障
害の持つ特異性に言及するだけのものではありません。

障害とは言えなくとも、私たちが抱えやすい性格上の歪みの克服の
しかたや、付き合い方の難しい人間との接し方に至るまで懇切丁寧
に書かれており、大変わかりやすく読めました。

更にこの本には、ブッダやヒトラー、スターリンなどの歴史上の人
物や、ココ・シャネル、先に亡くなったマーロン・プランド、夏目
漱石など各界の著名人の歩んだ人生や、著者が臨床上関わってきた
一般の人々の障害の克服の過程が紹介されています。

これらの生きた事例は、何かしらの歪みを抱えつつも、一人の人間
が生きてゆくことの奥行きの深さを、私たちに教えてくれます。

私自身は、生きることや人間関係において回避的な傾向が強いのが
悩みです。
しかしそんな自分でも自分をよりよく活かせる道があるのだと思うと、
静かに力が湧いてきます。

この本には、そんな人間に対する著者の愛情を感じます。

posted by ごりみ at 13:00 | Comment(0) | パーソナリティ障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする